ナイフは男のロマンなんでしょうねぇ。
懲りもせずに
ナイフを買ってしまいましたので、備忘録を兼ねてご紹介しようと思います。
気になったものは徹底的に調べる習性がありますので、毎度グーグル先生はじめ各サイト様にはお世話になります。
まずは購入動機から。
「釣ったアジを活け締めにしたり、その場で刺身にして食いたい。
山では焚き火の薪を作ったり、釣ったヤマメの塩焼きを食べるため長い竹串を作りたい。」
つまりアウトドア全般で使い勝手の良い
ナイフが1本欲しいなぁと思ったのが動機です。
ペティ
ナイフじゃ薪は作れないし、剣鉈で三枚下ろしするのもなぁということで。
最後まで候補に残っていたのは
・コールドスチール(Cold Steel)サンマイマスターハンター(SANMAI MasterHunter)
・ファルクニーベン(FALLKNIVEN)F1
でした。
形状も非常に似ていますが、最終的にはファルクニーベンF1(以降F1)となりました。

F1はスウェーデン空軍に正式採用された実力派。
パイロットが
ナイフを使うシチュエーションって、そうそう無いわけですから普段から身につけておくことに支障なく、いざというときに役に立つ。ということが求められるわけですね。
いざというとき=墜落等で脱出せざるを得なかったとき。
この
ナイフのコンセプトは「すぐにヘリコプターで迎えに行くから、パラシュートで脱出したら焚き火をして待ってて」だそうです。
こういう挿話が物欲をソソるわけです。笑

ドロップポイントのブレードは約10.2cm。全長は約21.2cmと手ごろなサイズ。
マスターハンター(23.7cm)よりも一回り小さいですね。
ブレードの素材はVG-10(V金10号)を芯材とした3層鋼。
VG-10というのは、高級ステンレス刃物鋼で高級包丁なんかにも使われています。
実はこれが決め手でした。マスターハンターは若干グレードが落ちてVG-1を芯材とした3層鋼でやや錆びやすい。
ちなみに、一番錆びにくい素材はH1鋼だそうで、スパイダルコあたりが海用ナイフを多く出しています。
また、このF1、実は服部刃物さんという日本のメーカーで作られているそうです。
日本品質が、外国のミルスペックに適合して制式採用というのもソソる話です。

さらに特徴的なのは、グリップから突出している鋼材。
このフルタング構造によって、ハンマーで打ちつけるような使い方が可能になります。
太い木でも外周にナイフを打ち込むことで切り倒すことができます。
シートベルトを切って、車の窓ガラスを割るなんて使い方も?
このような構造でないものをむやみに叩くと、グリップが割れたり、グリップとブレードを止めるピンが折れたりしてしまいます。

ナイフの背の部分のエッジが立っているのも特徴的。
これはファイヤースターター(着火器、火打石)にも使えます。
刃厚が4.5mmあるので、薪割りにも耐えられます。
いちいち機能的です。

標準で付いている皮
シースに入れたところ。
しっかりした作りになっていてホールド感も申し分ありません。
ちょっと全体的に迫力がでちゃいますが。

そんなわけで、
カイデックスで
シースを自作してみました。
海水で使ったナイフを皮
シースに入れるのは躊躇われますが、
カイデックスなら洗えますし。
ゴツくない感じでサッと使えて、コンビニに行くときは取り外せるというようなコンセプトです。

サビを意識して、ナスカンではなくサイドリリースバックルを採用してみました。
ヒルト(指をガードする部分)の出っ張りが
シースに引っかかることで、容易に脱落しないようになっています。



ちょっと写真ではわかりにくいですが、サイドリリースバックルの上はベルトループになっていて、これもベルトをいちいち通さなくても、スナップでループが解放されるようになってます。
データ的には、F1単体で149g、皮
シース単体で95g、
カイデックスシースが31gでした。



えー、ちなみに
「釣ったアジを活け締めにしたり、その場で刺身にして食いたい。
山では焚き火の薪を作ったり、釣ったヤマメの塩焼きを食べるため長い竹串を作りたい。」
ですが、F1を購入してから何度か機会があったものの、いずれもボウズとなっておりまして未だ真価は発揮されておりません。
いつになることやら。笑
Love Beer? (゚∀゚)/D










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