
ずっと温めてたネタを具現化してみました。
それは「
ゴトク」。
twitterなどで絡んでくださるブロガーの皆さんが
自作されていて、ええなーと思っておりました。
いつもはP-153をはじめとするガスストーブを使用していますが、装備の軽量化を考えると
アルコールストーブが手っとり早い方法です。
P-153(110g)+ガス缶(210g)+カートリッジホルダー(50g)=370g
これが、最終的に74gになります。なんとピタリ1/5。80%ダイエット。
もちろん材料は100均一です。5本入ってます。
とりあえず2パック買っておけば、3セット作れるってことですね。

そうなんです!
愛用のジェットボイル1.5Lクッキングポッドと
アルコールストーブって、案外相性がいいんじゃないかなと思ってたのです。
アルコールストーブは結構、火が大きく広がり、鍋やカップの側面を火が舐めてしまい、せっかくのカロリーをロスしているような気がしていました。
ところが、JB1.5Lは底が広い上に、フラックスリング(熱を効率的に鍋に伝えるためのヒダ)も付いているので、カロリーをすべて鍋に注ぎ込めるのではないかと。
ペンチを駆使してクネクネして、なんとか形になりました。
アルコールストーブはビール缶2本を作って、以前
自作したものです。
結構、よさげに収まってますよ。

いよいよ火入れです。
プレヒートでまだセンターしか火柱が上がっていません。

このまま
アルコールストーブが熱せられると、缶の内部のアルコールが気化して周囲に空けた小さな穴から噴出し・・・
こんな感じに小さな火柱が立ちます。
これにあおられる形で、中央の火柱が巨大化(本燃焼)します。
そして、狙い通りにJB1.5Lの底面をカバーし、いい感じにフラックスリングあたりまで伸びています。
鍋の周りを炎が舐めるようなことにはなりません。

グッツグツに湧きました!
【参考データ】
JB1.5Lには常温の水道水500ml。
アルコール15ml。
点火から70秒で本燃焼。
点火から2分で鍋底に泡。
点火から4分で完全沸騰。
点火から6分で燃焼終了。

次はスノーピークの450シングルチタンマグでも試してみましょう。
おわー、炎がカップを舐めまくり、またカップまでの距離がありすぎるのか、やや過剰燃焼気味。

さっそく改良して、450マグを使う部分を、
アルコールストーブに近づけるようにしてみました。
カップも安定度が増して良さそうです。



本燃焼にはいると、やはり炎がカップの側面を舐めはじめますが、先ほどにくらべて炎はだいぶ安定してきました。
これなら実用に耐えます。
カトラリー1軍のJB1.5L&スノピ450マグに使えて、軽量な火器セットができました!
30mlのアルコールとあわせても74gですよ。
単品計量では、
ゴトクが26g。
アルコールストーブが10gです。


サイズ的にも、450マグに楽々カップイン!
かなめ部分の部分は
A.チタンビス
B.ワッシャー
C.BBQ串3本
D.ワッシャー
E.Oリング
F.ワッシャー
G.ナット2個
という構成になっていて、緩みにくく、適度にテンションが掛かるようになってます。
かなめの部分は家にあったものを使いましたので、実質出費は100均一のみ。
あ、アルコールストーブは風に弱いので、別途、天ぷら用あぶらガードで風防も作ります。
これも100均一ですし、重量もしれたものです。
しかし炎とかナイフとか・・・どうしてこんなにワクワクしちゃうのでしょう。
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