
買っちゃいました。GPSロガー。
名前の通り、GPS(グローバル・ポジショニング・システム/全地球測位システム)から得た座標情報を一定間隔でメモリにため込んでいく機械です。
フィルムケースくらいの大きさで重量は単三電池1本を入れても66gと軽量。
購入の決め手は、ただデータを記録するだけでなく、今いる場所の緯度、経度、高度が液晶画面で確認できることでした。
もちろん、移動している方向やスピードなども表示できますが、まず確認したいのは前出の3点。
これと、緯度経度が記された地図があれば、いま自分がどこにいるか特定できる!
使わないに越したことはありませんが、お山で道に迷った時に、これは心強い味方になります。
その他にも面白い使い方としては、GPSログ+グーグルMap+デジカメで撮影した写真を紐づけることで、「いつどこで撮影した写真か」を地図の上から確認できるのです。
これは楽しい!
M-241Cには、このソフトがバンドルされているので、このように簡単にパソコン上で楽しむことができます。

これは先日、上海に行ったときのログ記録の一部。
お山に行った時も、間違えそうな道の分岐などをデジカメで撮影しておけば、後から地図と一緒に見ながら反省会ができるってことです。
もともとはバーテックスのVX-8Dという無線機(&GPS)を買おうとしていたのです。
でも普通の旅行に260gもする無線機を持っていくのも面倒ですし、ぶっちゃけお高いですし、GPSと無線機はバラで買うことにしました。
M-241Cのいいところは、単三電池で動くということ。
ヘッドライト、携帯の充電器など、基本的に単三エネループで統一しているので、電源の使い回しの良さも購入のポイントになりました。
写真1枚目のへんてこなストラップは、胸ポケットに入れたときに本体アンテナ部を上に向かせるためのもの。脱落防止にも。
さすがに室内や地下鉄では無理ですが、期待以上に衛星を捕まえてくれてました。
この重さとサイズですから、ちょっとした旅のお供にも良いですね。
ちなみに、緯度経度入りの地図は、下記のサイトのソフトを使えば容易に入手可能です。
TrekkingMapEditor国土地理院の地図に、緯度経度や磁気偏角を載せて印刷できます。
地図読みスキル+いざという時のGPS併用で、ますますお山が楽しくなりそうです♪
[追記]2010.7.27
高度計と言うと、気圧変化で計測するものも多く、大気の状態によってはしばしば「補正」をしなければいけません。
アナログ高度計なんかは山頂の三角点で合わせたりするのですが、どうもM-241はそういう作業をする機能が無いらしいです。
正しく計測されているのかな?とふと疑問に思い、ログの記録を突き合わせてみました。
甲武信岳(2475m)・・・ログの記録では2518m(誤差43m)
国師ヶ岳(2592m)・・・ログの記録では2638m(誤差46m)
奥多摩小屋(1747m)・・・ログの記録では1803m(誤差56m)
40~60mくらいの誤差があるようです。
これを踏まえたうえで地図読みをしなければなりませんね。
地図に緯度経度が書き込まれていれば、それもあわせてチェックすることで現在位置特定はほぼ可能と思いますが。
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