
皆さんはナイフとか包丁はどうやって砥いでいますか?
ちゃんと砥石を揃えて、きっちり角度をキープして砥ぐに越したことはないのですが、結構大変なんですよね。
気軽にスピーディに砥ごうと思ったら、今回紹介するシャープナーセットはなかなかすぐれものですよ!
全然使っていなかった台所の包丁。
ひどいもんです。
なんか、焼きみたいのも入ってしまってますし、この刃の欠け方は悲しくなります。
まぁ普通ならゴミ箱行きが順当でしょう。

せっかくなんで、ランスキーシャープナーを使って砥いでみましょう。
ちなみに僕のは「デラックス」という5本組。
荒砥ぎから、仕上げまで揃ってます。
「スタンダード」だと、真ん中の3本がセット(これでも十分!)

刃の欠けがひどいので、黒い荒砥ぎでスタートです。
いくつかコツがありまして・・・
■治具のガイドで4段階の角度が選べます。
薄刃のペティナイフなどは鋭角に、肉厚なタクティカルナイフなどは鈍角にすると良いでしょう。
今回は手っ取りばやく刃面をまっすぐにしたいのでちょっと鈍角気味に。
この角度が固定できるというのがとっても楽。
■砥石はスティック状で幅は1cmくらいしかありません。
一か所でゴリゴリすると砥石が部分的に減ってしまいますので、下の写真のように、なるべく広く面を使うように動かしましょう。
オイルを2、3滴たらしてから、バイオリンの要領(?)で。


表面、裏面を交互に、さらに順々に砥石の番手を上げていく(目の細かいものに)と、こんな感じまで砥げます。
もうこれでトマトを薄くスっと切れますよ♪
さらにシャープにしたければ、角度を一段鋭角にして、荒砥ぎから繰り返し。

ちょっと欠点も挙げておきましょうか。
■刃渡りが長いものは苦手。
クランプ(角度を決めるためにブレードにとりつける治具)の取り付け位置から距離があればある程、角度が鋭角になってしまいます。
写真1枚目の一番でかい奴などは、刃先に向かってどんどん鋭角になってるのがわかるでしょうか?
■クランプをはさむところにうっすら傷が付くことも。
金属を金属ではさむのでやむを得ないところもありますが。
これはコレクターさんは耐えられないかもしれません。
そうそう、クランプの位置ですが、これは毎回同じところのほうが良いです。
うっすら傷が付いてしまうようなら、それを目印に。
ナイフの「銘」なんかも位置決めに最適です。
砥いだ角度(何番目の穴か)もメモっておくと、次から効率的に砥げますね。
それこそ、青い砥石1本だけでOKな感じです。
[追記]セロテープなどで養生しておけば傷はつきません。お好みで。
切れないナイフほど危ないものはないといいますし、実用ナイフのメンテなら、コレでまったく問題ありません。
3年くらい前に買ったものですが、貢献度は高くベストバイアイテム間違いなしです。
山に行けない土曜の昼下がりに部屋を暗くしてナイフを研いでみませんか?笑
超キンキンに砥いだナイフを眺めていると・・・危ない危ない!
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