よくテントとかで「3シーズン対応」ってありますよね。
普通に考えると、春夏秋冬のうちの「春夏秋」ですけど、実際、お山の季節に当てはめてみると、「冬」って結構長いと思うんです。
平野部に比べると寒いですし、残雪なんかもありますし。
自分の装備を見直してみると、実際、5月(雪解け)~11月(初雪前)までは活動できますが、それ以外の5ヶ月は家でおとなしくしているほかありません。
それはつまらん!ってことで、12月~4月も活動できるように装備を揃えることにしました。
まずは、「奥多摩日帰り登山」を目指してみましょう!
(これが泊まりとなると、高性能シュラフ、大容量ザック、インナーダウン・・と凄まじい出費になるのです。涙)
ま、徐々にね。徐々に。
まずはアイゼン。雪や氷の上を歩く時に滑らないようにするために、靴の裏につける「爪」ですね。
これはクランポンとも言います。
最初は「軽アイゼンでいいかな」って思ってました。
が、どうも調べているうちに4~6本爪の軽アイゼンでは、お山登るのは大変そうです。
一番力のかかる、つま先やカカトに「爪」が無いというのは、確かに何とも不安。
おのずとターゲットは8~12本爪ということになりました。
でターゲットにしたアイゼンがこちら・・・

(スペックや値段など、実際とは多少異なるかもしれません)
まず、ABS(アンチスノープレート)が付いていることを条件にしました。
これが無いと、靴裏が雪ダンゴになってしまい、大変歩きにくいとのこと。
次に、僕の靴は普通の登山靴なので、それに対応したもの。
靴によっては、かかとやつま先にコバ(プラスティックのひっかけ)が付いていて、それにひっかけて固定するモデルもあります。
最後は重さや価格などのバランス。
利用頻度も使い勝手もまだまだ未知数ですから、しょっぱなからあまり気合入ったものを買っても持ち腐れる可能性があるので。
では、それぞれ見ていきましょう。

【
ブラックダイヤモンド コンタクトストラップABS】
※こちら新モデル。
【
ブラックダイヤモンド コンタクトストラップABS】
※こちら旧モデル。メーカーが好き♪かっこいい。
ゴムバンド式なので、ホールド感が高そう。
※新モデルでステンレスになったようです。
重量(820g)は新モデル。最安値(9,780円)は旧モデルでした。訂正。前後連結調整金具が発売時期によって違う?(写真はプラっぽい)素材も発売時期によって違う?(写真はモリブデンに見えるが、別の写真でステンレスっぽいのもあった)ケースが付属していない
っぽい。(別売り)
フロント側の2列目の爪の左右幅が狭く、爪がかなり靴の内側にくるという情報あり。

【
カジタックス LXT-W10】
軽い!背負っていても、装着していても軽いというのは、やはり重要。
つま先の爪が他の2種に比べると下向きで、案外このほうが普通の上り坂だと楽かもしれない。
オフィシャルHPが落ちてる。会社そのものに不安を感じる。
=ABSやバンドなどの補修パーツが手に入らなくなる可能性も?
見た目がちょっと古臭いような気がする。

【
カンプ アイスライダーQストラップ】
偶然セール品を発見した!
形状も
ブラックダイヤモンドに近く、かっこいい。(なにせ使ったことないもので。笑)
重い。ほぼ1kgを覚悟しなければならない。
12本爪で、グリップ力も安定感も増すことが期待できる。
奥多摩レベルではオーバースペックか!?
熟考に熟考を重ねた挙句、どこぞのショップで装着実験を・・
と思っていましたが、勢いでセール品だった、
カンプアイスライダーを買ってしまったのでした。笑
ここ数日で、アイゼン、ソフトシェルジャケット、手袋、帽子、ゲイター(スパッツ)、アンダーウエアと、冬山装備を買い漁ってます。
「年末調整の還付金があるじゃん」ともう一人の自分に押し切られました。。。
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追記)んんー、いろんな人のブログを読んでいると
否定的/奥多摩レベルなら軽アイゼン(4~6本爪)で十分!
否定的/重くて疲れちゃうよ!
肯定的/最初から12本爪で慣れておくと良いよ!
肯定的/大は小を兼ねるの典型。安全対策重視なら12本爪オススメ!
と、まちまちです。
UL視点だと12本爪は無いかもしれませんね。
ただ、僕は足が大きいので、靴の中央に爪が集中するアイゼンは、なんだか一本下駄みたいな感じで、そもそも安定悪そうなんですよね。。。
なにより実際にフィールド投入してみないことには何ともわかりません。
フィールドレポートをお楽しみに♪
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