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ボール盤の改造(5)大口径対応編  

今回は憧れの3爪旋盤チャックをボール盤で回してみたいと思います。
もともとこのボール盤にはΦ13mmまでのドリルチャックが付いています。
つまり、13mm以上のドリルや部材はつかむことができません。
先日ご紹介したメタルソーの時も、Φ10の丸棒を「やとい」にして、Φ35mmの加工を行いましたが、旋盤チャックを取り付けることが出来れば、Φ13どころかΦ100くらいまでつかむことが出来るようになります。

とりあえず、完成までの流れを動画にまとめましたので、ニコニコアカウントがある方はご覧頂けると幸いです。



これがその3爪旋盤チャックです。重たいです。
まだまだ小さい方の部類ですが、ボール盤で回すには十分過ぎるスペックです。

DPP_0997.jpg

3爪旋盤チャックの裏にはM8のネジ穴が3箇所ありますので、ソレに合わせて土台部分となるデンスバーに穴加工を施します。
Φ8.5の穴の上に、Φ13の段付き加工としました。

DPP_1000.jpg

早速、土台と旋盤チャックをネジ止めします。ピッタリ!
実は・・・この土台、2作目だったりしますww
失敗した1作目は旋盤チャックをネジ止めする前に、中央に回転軸を取り付けて土台の切削を行いました。
その後に取り付け用の穴をあけ、取り付けたのですが「まったく芯が出ない」
トホホな感じになってしまいました。
ですので、今回は手順をかえます。

DPP_1001.jpg

旋盤チャックに丸棒をくわえさせまして、そちらをボール盤に取付。
旋盤チャックが逆向きにセッティングされる形です。

DPP_1002.jpg

すると、例の「ドリルを回転させず、部材を回転させて穴を開ける」作戦が使えます。
このほうが芯が出やすいのはいうまでもありません。
なんで最初に気が付かなかったのだろう。。。

DPP_1003.jpg

無事に穴あけ完了。
M8タップ用の下穴と、Φ13の軸用の段付きにしました。
このあと、軸を取り付けて完成!となる予定でしたが、軸のねじ切り、土台のタップ切りのどちらかが微妙に垂直になっていなかったのでしょう。
それでも芯のブレが出てしまいました。(動画を見ると明らかです)

DPP_1004.jpg

そこで、軸のセンターにΦ3のチタン丸棒を突っ込みまして、抑えには真鍮の角棒。
これで「芯が絶対にブレない」状態を維持して、軸を切削しました。

DPP_0996.jpg

そんなわけで、軸の真ん中に穴が開いているわけですが、これでようやく芯出しに成功。
(これも動画を見て頂けると一目瞭然!)

DPP_1005.jpg

思ったより苦労しましたが、Φ13(ドリルチャックの咥え径)の制約が無くなったので、色々なものにチャレンジできそうです。

DPP_0995.jpg

バーナーヘッドなんかもそのうち作ってみたいですね。

Love Beer? (゚∀゚)/D


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