結論から申し上げると、どんながんばっても、
富士通F-10Dは「クソスマホ」と言わざるを得ません。
このエントリーを偶然ご覧になった
富士通関係者、ドコモ関係者には猛省を促します。
また、早期のリコールと機種変更手続きをお願いしたい。
おそらくこのエントリーをご覧になっている哀れなF-10Dユーザーの多くは「二度と富士通機は買わない!こいつの契約が完了したら他キャリアにMNPする」と思っているのではないでしょうか?
そんな「クソスマホ」を契約終了まで苦し紛れに使うために足掻く試みです。
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前回のエントリーで「むっちゃ発熱して、バッテリがぐんぐん減っていく」とレポートした、クアッドコア全部載せのハイスペックスマホARROWS X F-10Dですが、どうにも我慢できず、ついに改造しましたww
なかなかスタイリッシュなデザインなのですが、防水仕様となっているために排熱がうまくいっていないという指摘がなされております。

まずは、改造前の状態を見てみましょう。
Battery Mixというモニタリングアプリがとても便利です。
■バッテリー
毎日激しく上下し、ほぼ0%近くまで下落しています。(水色の線)
充電すると復活しています。(赤色・オレンジの線)
■温度【最重要項目】黄土色の線
下で28度、上は54度まで上昇しているのがわかります。
50度を超えてくると、カメラ機能停止、バッテリ充電不可など、さまざまな機能制限が発生します。
なにより本体が熱い!
■CPU(一番下のグレーの線)
CPUが活動すると、とたんに温度上昇してくるのがわかります。

では、次に本体改造後のグラフをご覧頂きましょう。
9/13に施した改造以降、グラフが大きく変化しています。
■バッテリー
丸一日使っても、40%くらいの残量が残るようになった!
■温度【最重要項目】黄土色の線
これ凄くないですか?
下は22度、上は27度!!
前は、電源を入れておくだけで最低でも28度だったのに、ずっとその最低を下回っています。
■CPU(一番下のグレーの線)
普段通りに使っているということで、CPUのグラフには変化がありません。

それでは、種明かしをしたいと思います。
1.大容量バッテリに換装する。
2.ヒートシンクを付けて熱を逃がす。

実に無様な格好で、とてもスタイリッシュとはいえませんが、「使えないスマホより、よほどマシ!」なのであります。
まず、大容量バッテリですが、標準が1800に対して、3500とほぼ倍になります。
一日使っても、バッテリが0%にならなかったのは、単純に容量を倍にしたからというオチ。
でも、この大容量バッテリのお陰で、背面パネルが専用のものになります。

[Amazon]docomo ARROWS X F-10D 大容量バッテリー + 専用背面カバー (White) 3500mAh
次にヒートシンクですが、さすがにポケットに入れるスマホに10mmのトゲトゲは厳しいです。
ここは、貼り付けるタイプでフラットなものをチョイス。
「放射性放熱版」っていうらしいです。
厚さは1mmとうたわれていますが、実際にはもう少し厚めです。

[Amazon]沖電気工業 放射性放熱版 アルミ+セラックα 「まず貼る一番」ハードタイプ 50×50×1mm厚 2枚入り 難燃性、耐熱200℃ MAZUHARU-H50
あとは、大容量バッテリの背面パネルを繰り抜いて、バッテリに直接、ヒートシンクを貼り付けるだけ。
完成。
防水?
はい、防水では無くなります。
といいますか、先に紹介した大容量バッテリですが、コレそのものがおそらく防水対応ではありません。
「置くだけ充電には非対応」とは書いてあるのですが、背面パネルにゴム製のパッキングがついていないので、多分防水じゃないような気がします。
防水が無くなったとしても、「使えないスマホより、よほどマシ!」なのであります。(2度目)

<本改造まとめ>
メリット:
・発熱が劇的に抑制でき、バッテリ長持ち、機能制限皆無。
・失敗しても元に戻せる。(標準品に戻す)
デメリット:
・置くだけ充電ダメ、防水ダメ、非スタイリッシュ。
・重くなる。
まぁ防水が欲しくなったら、隙間にバスコークでも塗布すれば良いかなと思ってますww
Love Beer? (゚∀゚)/D







